2008年04月17日


パニック障害とは


パニックに陥ることは誰にでもあることです。どんなに冷静な人でも、予期しない衝撃的な出来事が起これば、ふだんの落ち着きは失われ、別人のように右往左往してしまうものです。判断力も狂い、ふつうなら考えられないようなことをしてしまうこともあります。心臓は高鳴り、息は速くなります。こうしたことは、人間にそなわった、正常な反応です。危機に対して、エンジンを全開してからだ全体を駆動するため、神経や心臓のはたらきが急激に高まるのです。パニック障害は、実際には危機でないのに、脳が幻の危機を感知してパニック発作が起きる病気です。

パニック発作に危険はありません

パニック発作の時は、息苦しくなって、心臓が速く打ち、胸が痛くなるなどの症状が急に出てきます。汗が激しくでたり、からだがふるえたりすることもあります。症状は心臓発作に似ているので、死ぬのではないかと心配することが多く、不安が不安を呼んでいてもたってもいられなくなります。このため救急車で病院にかかることが多いものです。病院では心電図などの検査をしますが結果は何の異常もない。これが典型的なパニック発作です。確かにパニック発作はこわい感じがしますが、もともと人間の正常な反応が急にあらわれたものですから、危険はまったくありません。

決まった場面で起こりやすくなることもあります

電車やバスの中、人ごみの中、家にひとりっきりでいる時など、いつも決まった場所でパニック発作が起こりやすい人もいます。これが何回か起こると、たとえば電車に乗るのがこわいという心理につながります。パニック障害には、このように場所に関係したタイプと、何のきっかけもなく突然発作が起こるタイプのふたつがあります。いずれにしても危険がないという点では同じです。

古くて新しい病気です

ところで、パニック障害(パニック・ディスオーダー)というのは、あまり聞きなれない病名かもしれません。たしかにこの名前は比較的新しいのですが、病気自体は昔からあったものです。不安神経症とか心臓神経症とか呼ばれていたものを現代医学が分類しなおして生まれたのがパニック障害という病気です。その背景にはパニック発作のメカニズムがわかってきたという事実があります。このことはパニック障害の人にとっては朗報です。よりよい治療法が開発される大きな可能性が見えてきたからです。

パニック障害の原因は脳の中にあります

こころの病気は、脳の中のメカニズムがわかるまでは、気のせいだとか性格の問題だとか言われてなかなか理解されないことが多いものです。このことがますます本人を苦しめることになります。最近の研究によって、パニック障害の人は、二酸化炭素や乳酸で発作が起こりやすいことがわかってきました。これをもとにしてパニック発作の解明が進んでいます。発作の症状自体は人間に備わった正常な反応ですから、発作のきっかけのメカニズムさえわかれば病気が克服できることになります。

パニック発作をおそれる気持ちは悪循環につながります

もう一度くり返します。パニック発作の正体は正常な反応です。だから危険はありません。発作が起きた時、こわがる気持ちがあると発作はますますひどくなります。誰でも不安になれば心臓がどきどきしてくる、それとまったく同じことです。こわがる気持ちは悪循環につながります。まして発作が起きる前から心配しても意味がありません。発作は薬でおさえることができます。いまの薬物療法は根本的治療法とは言えませんが、精神療法と組み合わせることによってパニック障害の治療が行われます。


 




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