2011年03月30日


【放射能対策】安定ヨウ素剤の高い予防効果


一定線量以上の放射性物質にさらされた直後、またはこれからさらされる危険性が高い場合、「安定ヨウ素剤」を服用し、健康被害を防ぐことがある。 

原発事故で放出された放射性ヨウ素を体内に取り込むと、甲状腺に集まり、特に子どもで甲状腺がんの発症リスクが高まる。

安定ヨウ素剤は、放射能を持たないヨウ素だ。服用すれば、先回りして甲状腺の組織と結びつき、放射性ヨウ素が入り込むのをブロックする。

そのため、被曝(ひばく)を低減できる。予防的に飲むのが最も効果が高い。放射線にさらされても6時間以内の服用なら効果は大きいとされる。

ただ、24時間以上経過すると既に甲状腺に放射性ヨウ素が集積しているので効果は薄まる。
40歳以上では甲状腺がん発症のリスクが低いため、服用は40歳未満が対象だ。

甲状腺機能異常症を患う人やヨウ素、あるいはヨウ素を含有する造影剤にアレルギーのある人には使わない。

胎児や新生児などに対しては、幼ければ幼いほど発がんの危険性が高まるため、優先的な投与が求められている。

日本産科婦人科学会は15日、「計50ミリ・?以上被曝した妊婦や、授乳中の女性」については、甲状腺がん予防のため、50ミリ・グラムの安定ヨウ素剤2錠を1回服用することを勧める見解を公表した。

ただ服用した妊婦の胎児や授乳中の女性の子どもは、甲状腺機能異常が懸念されるため、投与後は検査が必要とした。

このほか、同じく放射性物質のセシウムについても、体外に排出させる薬がある。
安定ヨウ素剤など、いずれの薬剤も薬局では売っていない。医療機関でも必要と判断した場合に限り処方される。

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posted by ミント at 21:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 地震・災害・火事
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